民間賃貸住宅の退去・承継を確認する
最終制度確認:
まず確認
故人が民間の賃貸住宅に住んでいたら、賃貸借契約の種類と同居者の状況を確認します。一般的な建物賃貸借では賃借権が相続されます。一方、認可を受けた終身建物賃貸借には、借りていた人の死亡時に終了する制度があります。死亡だけで必ず退去になると決めつけず、契約書を確認してください。
賃貸契約を確認して家賃と退去を整理する
何をする
賃貸借契約書、家賃の支払状況、同居人、保証人、残置物を確認し、貸主・管理会社へ死亡を連絡します。契約が死亡だけで一律に終了するとは限りません。同居人の承継、相続人による解約、明渡し、原状回復、敷金精算を契約と民法に沿って確認します。家財を処分する前に相続人間で確認し、室内を写真で記録します。
いつまで・どこへ
退去日は貸主と調整。家賃の発生や通知期間を契約書で確認します。

自分に関係する?
故人が賃借人だった、同居家族が住み続けたい、家財が部屋に残っている、家賃や敷金の精算が必要な場合に関係します。契約者と同居者が誰かによって確認する内容が変わります。
期限と確認の目安
契約書の条項と、貸主・管理会社の案内で、家賃の扱い、解約や承継の手続き、鍵の返却時期を確認してください。家賃や部屋の管理を整理するため、契約書を見つけた段階で連絡するのが目安です。
進め方
- 賃貸借契約書で契約者、契約の種類、貸主・管理会社、家賃の支払先を確認します。
- 同居する人が住み続けるか、退去を考えるかを家族で整理します。
- 貸主・管理会社に、契約の承継または終了、必要書類、家賃・敷金・原状回復の扱いを確認します。
- 家財・残置物の扱い、鍵の返却、立会いや明渡しの時期を確認します。残置物処理に関する委任や契約条項があるかも尋ねます。
- 連絡内容と請求・精算の記録を残してから、退去や継続居住の手続きを進めます。
連絡前に用意するもの
相談時には賃貸借契約書、家賃の支払記録、管理会社の連絡先、同居者の状況を手元に置きます。死亡を示す資料、相続関係資料、解約・承継の書類が必要かは契約先へ確認してください。未払家賃、敷金精算、原状回復、家財の搬出費用は契約と部屋の状況によって変わるため、一律の金額を示しません。
注意したいこと
家財を先にすべて処分せず、誰が扱うか、貸主側との約束があるかを確認します。普通の建物賃貸借と終身建物賃貸借では死亡時の扱いが異なります。契約書が見つからない場合は、家賃の引落し、郵便物、建物の掲示などから貸主・管理会社を探して相談します。
ちょっと聞きたい
よくある質問
故人の死亡で賃貸借契約は必ず終わりますか?
契約の種類で異なります。一般的な建物賃貸借の賃借権は相続されますが、認可された終身建物賃貸借には死亡時終了の制度があります。まず契約書を確認してください。
家賃はいつまで発生しますか?
契約と明渡しの状況によります。貸主・管理会社に、請求対象期間、支払方法、精算時期を確認してください。
鍵や残った家財はどうすればよいですか?
鍵の返却時期、家財を扱う人、残置物処理の約束があるかを貸主・管理会社へ確認してから進めます。
主な公式・確認先
- 国土交通省「終身建物賃貸借」(確認日 2026-09-14)
- 国土交通省「残置物モデル契約条項の策定」(確認日 2026-09-14)
次に確認すること
契約書と同居状況を整理し、貸主・管理会社へ継続居住か退去かに必要な手続きと費用を確認してください。